ことなぎの西川菜緒子が
トレーナーを志し名乗れるまでの
「西川こんな人」シリーズ、やっと最終回です。

 

①モヤモヤ自分探し時代
②暗黒計画!発動
③保育士→福祉業界へ
④四十目前でランと出会う
⑤三十にして立てず四十にして惑って
⑥生涯の師と出会う
⑦やっとスタート地点に
⑧ペーパー運動指導士
⑨迷宮からの脱出

 

 

トレーナーを志してから5年目、
地域サッカー現場にやっと立つことができました。

 

予想はしてたけど現場は男の人ばかり。
そしてみんな私より若い!(笑)

 

自分のことを「オバチャン」と思うのは抵抗あったけど
どうしたって「オネエサン」じゃない!(笑)

 

現場ではおそらく浮いてたと思いますが
選手はみな礼儀正しく接してくれ
コーチ達も紳士的に遇してくれ救われました。

 

長男が中学生にした可哀想なケガがきっかけで
ケガ後のブランクに苦しむ選手の
助けになりたいとトレーナーを志して
無我夢中で駆け抜けてきたある日

 

師匠だったN先生が何かの拍子に私のことを
「西川トレーナー」と称してくれたんですね。

 

一患者にしかすぎなかった私の
プロセスをずっと見てきた先生から
トレーナーと呼んでもらえるなんて

 

「え?もうそう名乗ってもいいの?」みたいな
天にも舞い上がる気持ち!!(笑)

 

 

その喜びのまま
ある日の公式戦ベンチで選手をケアして
ピッチに送り出したとき、ふと、

「あ、わたし、夢叶えてる!」と気付きました。

 


 

よく言われることですが
現場に出てからが本当の修行でした。

 

類は友を呼ぶのか、目の前に現れるのは
かつての自分の分身のような人ばかり。

 

痛めやすい人、運動が得意じゃない人
できなくて自信がない人
自信を失って不安の中にいる人…

 

老若男女問わず
うまくいかなくなった身体を
もてあましている人たちでした。

 

年齢や性差は違っても同じ「人体」。
同じ人体ですが「個体差」があって
さらに環境や生活、感情も加わって
それぞれの悩みに違いを作っています。

 

どうやったら
この人たちの悩みを解決できるだろう?

 

そう思って手を伸ばし
足を運んだその先に出会いがあり
出会った人が次々と私に機会を与えてくれました。

 

「オカンでオバチャン」に
この業界で仕事なんかない…なんて
クサりそうな時もあったけど

 

母親業、主婦業をしてきた人間だからこそ
寄せてもらえる信頼があり


(女子サッカー部のレガース。かわいい)

 

信頼が機会を呼んで高校女子サッカー部や
大学女子バレー部とも関われてさらに成長できました。

 

 


 

こうして場数を踏むにしたがって
身体への理解がどんどん変わっていったのですが

グッと色濃く変わったのは
今の整体をするようになってからです。

 

現場に行ったら
「痛いって言ってる選手の身体を見てやって」と
託されるケースが多いのに
ストレッチやマッサージではなんともならない。

 

ストレッチを教えても追いつかないし
今どきの子はケガする率が高すぎて
根本的なところからアプローチする必要性を
強く感じました。

 

このシビアな現実に触れて
追い求めた先が日本に古くからある整体と
身体操作の世界でした。

 

ここで出会ったT先生
この方がまた類まれなる整体師でした。

 

この師匠から授かった視点や示唆が
ターニングポイントになると同時に

自分がこれまでに学び、やってきたこと全て
180°見直す必要性に駆られました。

(この辺の混乱や葛藤や経緯はまた別頁に改めます)

 

正直、統合するのが大変だったのですが
それを手伝ってくれたのが多くの
「なかなか痛みが取れない身体」でした。

 


 

三十にして立てず
四十にして惑いましたが
五十にして自分の天命を知れたかもしれません。

 

モヤモヤ自分探しをしていた時代から
30年くらいかかりましたが探して来て良かった。

 

探すことを続けて来て良かった。

 

医療現場でゴッドハンドと称される
N先生は仰いました。

「僕は何も奇をてらったことはしていない。
身体の原理原則にしたがって
こうかな、あぁかなを繰り返してるだけ。」

 

T先生も仰いました。

「答えは現場=身体にある。
身体そのものをよく見たら分かる。
それでも分かった気になるな。

 

言葉は違うけれど
お二人ともまったく同じことを私に教えてくれてます。

 

それくらい
身体の可能性はとてつもなくワンダーで

ということは
その人の可能性もワンダーなんですよね。

 

最後の最後に
ちょっとルー大柴が入りましたが(笑)

もっとずっと可能性が引き出せて
その人をワクワクさせるトレーナーでありたい

 

そこだけは一生ブレずに進むと思います。

 

 

ということで
これからもお付き合い下さいね。

 

2018年10月 西川菜緒子 拝

(2025年1月 加筆修正)

 

ここまで読んで下さって
本当にありがとうございました。